北ハイランドに蘇るウイスキー ~ウルフバーン蒸溜所~
皆さんこんにちは。
日比谷オクロジにございますMixology Boutiqueも
オープンから3ヶ月が過ぎ、多くのお客様から
豊富な品揃えや、試飲や角打ちなどに対しても
大変嬉しいお言葉を頂けるようになりました。
本当にありがとうございます。
本日は、入荷したばかりのスコットランドの
北ハイランドからウルフバーン蒸溜所の
シングルモルト2種類を紹介いたします。
スコットランドの本土最北端の町、サーソー。
その地で2012年に創業、翌年に生産開始した
ウルフバーン Wolfburn 蒸溜所。
創業者はアンドリュー・トンプソン氏で、
ポットスチルは初留、再留1基ずつ。2013年
1月に最初の蒸留を行い、現在の生産能力は、
13万5000リットル。
※最大規模のマッカラン蒸溜所に比べると、
およそ1/100。
仕込水はアッパーオームリーという泉で、
スコットランドでは珍しい硬水です。
因みに、ウルフバーン(狼の小川)という名称は、
1822年から1860年代まで同じ場所で操業
していた蒸溜所の名前でもあります。
かつてサーソー周辺には野生の狼が棲んでいたため
ウルフバーンと名付けられました。「ノースランド」
「モーヴェン」、「オーロラ」、「ラングスキップ」
「キルヴァ―」、「ブレイブス」など多彩な
ラインナップが揃っています。
シングルモルトのみを作り、それらだけを販売。
昨今のクラフト蒸溜所にありがちなジン製造や、
ボトラーズへの樽売りはしてないようです。
ウルフバーン蒸溜所としては初めてポートカスクを
使ったウイスキー。第1熟成庫の55列目で寝かせていた
ファーストフィル・バーボンバレル4年10ヵ月熟成の
原酒をポート・ホグスヘッドに移し替えて6ヵ月の
追加熟成。
【輸入元テイスティングコメント】
ドライフルーツとポートのニュアンス。これにバニラの
香りとコーヒー。口に含むと豊かなポートが全面に出て
トフィとバニラが感じられます。
フィニッシュは、フルーツと蜂蜜のフレーバーを感じ、
バランスよく仕上がっております。
こちらのマデイラカスクは、第2熟成庫の4列目で
寝かせていたファーストフィル・バーボンバレル
5年熟成の原酒を、ファーストフィル・マデイラ・
ホグスヘッドへ移し替えて6ヵ月の追加熟成。
【輸入元テイスティングコメント】
バーボンとマデイラのアロマが広がる。麦芽、
焦がしたシュガーの甘さ、バニラ、ヘーゼルナッツ、
オレンジの柑橘香が広がる。蜂蜜とバタースコッチの
心地よい余韻が長く続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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