クラフトスピリッツの可能性 〜コーヴァル蒸溜所〜
2008年にアメリカ シカゴにて設立され、創立わずか12年で、全米最大規模の蒸溜所となり、国際的な賞をアメリカのみならず世界中から数多く受賞。原材料ごとの特性を活かした今までにないコンセプトのウイスキーやジンをはじめ、その品質に妥協を全く許さない世界の注目の的、その名も「コーヴァル蒸溜所」。
KOVALの蒸留器は、創設者のロバートが独自設計したハイブリッドスチル。伝統的な手法を取り入れつつ、基本となるポットスチルにコラムスチルを搭載することにより、世界でも類のないユニークな蒸留技術を実現しています。制御のため、全工程で蒸留器と電子機器（iPadなど）を連動させているのも特徴です。
そんなハイブリッドスチルですが、操作には高度な管理技術を要しており、現在、この蒸留器を専門に扱える職人はロバートを除き数名のみ。
全長約7mの蒸留器は一度に5,000リットルの蒸留が可能で、全てのスピリッツを蒸留できるように造られています。
「最高級のスピリッツは、最高の原材料から作られる」という信念のもと生みだされるKOVALのスピリッツは、オーガニック本来の良質な味わいがアメリカ市場の中で一線を画していると言われています。
それぞれの原材料ごとに適した製造方法を行なっているのは業界でも非常に珍しく、特にキビ（Millet）などの原料を使った世界初の『Millet Whisky』はKOVALを象徴するウイスキーです。
1. Grains
原料は、全て有機栽培で作られたオーガニックのみを使用しています。
2. Hybrid Still
ロバートが独自設計したハイブリッドスチルにより、フレーバー豊かなスピリッツが出来上がります。
3. Bottling
KOVALのウイスキーは一切ブレンドをせず、熟成した一樽のみから職人が一つ一つ丁寧にボトリングしています。
KOVAL SINGLE BARREL BOURBON WHISKEY
コーヴァル シングルバレル バーボンウイスキー
アルコール度数 47%
容量 500ml
ミネソタ産のアメリカンオークの新樽を、ヘビーチャーして熟成します。原料に100％オーガニックのコーンとミレーをブレンドしたKOVAL独自のバーボンは、チャードバレル(内側を焦がした樽)の良さも最大限に活かした穏やかな甘さと柔らかいバニラ、微かなキャラメルが心地よく口の中を満たしていきます。口当たりがよく薫り高い仕上がりです。
香り : ハニーコーン、バニラ、キャラメルの甘さやロースト香を感じる。
味わい : 上品な甘さが広がり香ばしさが残る。柔らかい口当たり。
KOVAL DRY GIN
コーヴァル ドライジン
アルコール度数 47%
容量 500ml
こちらももちろん原材料は全てオーガニックです。
そしてこちらのジンの特徴は、ベースとなるスピリッツも自社でつくっているとのこと。
まずジンはベースとなるスピリッツに各種ボタニカルを加えることでできるお酒です。実は多くのジン生産者はこのベーススピリッツは他社から取り寄せるのですが、コーヴァルではベーススピリッツも自社でこだわって作られています。
もちろんこのベーススピリッツも原料はオーガニックの穀物です。
このコーヴァル・ドライジンは、ジンのなかではかなり華やかな香りで、味わいはソフトでとても飲みやすく、女性も楽しめるジンです。
香り : 鼻に抜けるジュニパーとワイルドフラワーを心地よく感じ、フローラルで華やかなアロマ。
味わい : ライトでシトラス系の爽やかな風味がありつつ、丸みを感じる。
おすすめの飲み方 : クラシックドライマティーニやジントニック。
7月11日 16:38
コメント